交通事故を得意とする弁護士の探し方

以下、交通事故を得意とする弁護士の探し方についてご説明します。

知人や弁護士会などからの紹介

知人や弁護士会などからの紹介によって、弁護士を選任される場合についてメリット・デメリットをご説明します。
まず、知人から紹介を受けるメリットとしては、事前にどのような弁護士かという情報があらかじめ把握できることや、知人の紹介であるため弁護士に一定の信頼をおけることが挙げられます。
デメリットとしては、紹介を受けているので、その弁護士との相性が合わない場合でも別の弁護士に依頼しにくいという点があります。

弁護士会から紹介を受けるメリットは、一定程度は交通事故事件の経験のある弁護士の紹介を受けられるという点です。
弁護士会から紹介を受けることのデメリットは、他の方法と比較して、自分で弁護士を選ぶことができないという点が挙げられます。

インターネットを利用して探す

インターネットを使って弁護士を探すメリットは、数多くの選択肢の中から、自分にあった弁護士を、納得のいくまで検索して依頼することができるという点にあります。
その反面、選択肢が多く存在し、いずれの弁護士に依頼すべきなのかがわかりづらいというデメリットがあります。

保険会社から弁護士を紹介してもらう

保険会社から弁護士を紹介してもらうという方法もあります。
インターネットや知人の紹介では依頼できなかった弁護士に依頼できる可能性があるというメリットがある一方で、紹介ということから、自分と合わない弁護士にあたってしまうデメリットがあります。

交通事故に強い弁護士・法律事務所の選び方

以下では、今まで述べてきた方法により探して見つけた弁護士のなかから、どのように選別し依頼すればよいかについてご紹介します。

交通事故の示談交渉の経験が豊富

交通事故の多くは、保険会社や相手方との交渉による示談によって解決します。
交通事故の示談交渉を数多く行っている弁護士であれば、慰謝料の計算方法や過失割合、医学的な知識といった交通事故特有の知識に精通しているため、交渉を有利に進められる可能性が高いです。

過去の解決事例をチェックしましょう

当該弁護士の所属する法律事務所のホームページに過去の解決事例が掲載されている場合があります。これにより、その弁護士がどのような方法によって解決を図っているのかを確認できます。

医学的知識を兼ね備えている

交通事故事件を処理するためには、医学的な知識が必要になります。
治療の必要性を主張する際や後遺障害申請をする際に、どのような点に注意して主張を行わなければならないかは、十分な医学的知識を有していなければ判断することができません。
そのため、弁護士の選任にあたっては、その弁護士が医学的な知識を有しているかも判断要素にいれるべきでしょう。

専門の部署があり、交通事故に特化した弁護士がいる

弁護士は、通常は多種多様な事件を扱っており、一人の弁護士が担当できる件数には限度があります。交通事故の専門の部署があり、交通事故に特化した弁護士がいる法律事務所は、他の法律事務所の弁護士に比べ交通事故案件を担当する数がかなり多くなります。
交通事故事件のノウハウが共有できている事務所の弁護士に依頼することは、弁護士選びの一つの指標となるでしょう。

後悔しない弁護士・法律事務所の選び方

以下では、後悔しない弁護士・法律事務所の選び方をご紹介します。

説明がわかりやすく理解しやすい

法律は難解な用語や仕組みとなっていることが多く、理解が難しい場合が少なくありません。
そのような難解な法律を読みとき、できるだけわかりやすく説明してくれる弁護士に依頼する方がいいでしょう。複数の弁護士に相談し、自分に合った弁護士に依頼するようにしましょう。

弁護士以外の受付・事務局の対応が優れている

弁護士に依頼した場合、弁護士以外の受付や事務局とやりとりを行うことも少なくありません。
そのため、受付や事務局とのやりとりにおいてストレスを感じないかどうかにも注目すべきポイントです。

費用倒れについて説明してくれるかどうかもポイント

交通事故に遭ってしまった場合に、相手方と交渉しても必ずしも十分な賠償金を獲得できないケースがないとはいえません。費用倒れとなるか否かはケースバイケースになりますので、そのような可能性を説明してくれるかどうかも弁護士選びのポイントとなります。

報酬金等の料金体系が明確

弁護士選びの基準として重要な要素の一つが弁護士費用です。
弁護士費用は、主に着手金と成功報酬からなっていますが、料金体系が不明確な場合、おおよそどのくらいの金額がかかるのかを判断することができません。
不安なく弁護士へ依頼するためにも、報酬金等の料金体系が明確な弁護士事務所の弁護士に依頼するようにしましょう。

弁護士の変更はできる？

依頼した弁護士が自分に合わなかった場合、すぐに弁護士を変更したい旨伝えましょう。
弁護士費用特約を使用している場合には、保険会社に一度相談してみることも一つです。
満足のいく解決を図るため、納得できる弁護士に任せるようにしましょう。

後悔しないためにも、交通事故に強い弁護士を選びましょう

現在、全国的に多数の弁護士が在籍しており、探し方はインターネットを含め多種多様に及びます。
これまで述べてきたような内容を基準にして、どの弁護士に依頼すべきかを検討していただければと思います。交通事故について少しでもお困りのことがございましたら、ぜひ弊所までご連絡ください。