不貞慰謝料請求を拒否した相手方に、十分な証拠を使った主張をし、裁判上の和解が成立した事例

離婚問題

不貞慰謝料請求を拒否した相手方に、十分な証拠を使った主張をし、裁判上の和解が成立した事例

依頼者の属性
50代
女性
専業主婦
相手の属性
30代
女性
公務員
受任内容
不貞慰謝料請求
審判前の保全処分の申立て

事案の概要

依頼者は、夫の過去の不貞相手に対して、不貞慰謝料の請求を希望され、弊所へご相談にいらっしゃいました。

弁護士方針・弁護士対応

当初、交渉での請求を目的として受任していましたが、相手方が慰謝料の支払いを拒否しました。そのため、給与債権の仮差押えを行い、相手方から起訴命令の申立てがあった段階で訴訟提起を行うこととしました。

なお、不貞時期がかなり前であり、消滅時効の抗弁や、婚姻関係破綻の抗弁を主張される可能性が高いと考えられました。

弁護士法人ALG&Associates

大阪法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

当方の予想どおり、相手方からは①消滅時効の抗弁、②婚姻関係破綻の抗弁の主張がありました。

  • ・➀については、依頼者が相手方との不貞行為を知った時期が直近であることを裏付ける証拠を提出し、消滅時効期間が経過していないことを主張しました。
  • ・➁については、不貞行為が発覚するまでは、婚姻関係が円満であったことの証拠を提出し、婚姻関係は破綻していなかったことを主張しました。

以上のように、証拠に基づいた主張をした結果、裁判官から、請求認容の心証開示があり、和解金240万円で解決に至りました。

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